Ufotable CINEMA

ufotable CINEMA

ufotable CINEMA（ユーフォーテーブル・シネマ） は、徳島県徳島市の東新町商店街に位置する映画館で、運営は地域にスタジオを構えるアニメ制作会社のufotableが行っています。この映画館は、アニメファンにとって特別な空間であり、アニメ専門としては日本初の試みです。

歴史

この映画館は2012年3月18日にオープンしました。場所は、かつてマクドナルドの徳島店があった跡地で、設計はナカノジロウ建築デザイン事務所が手がけ、施工は姫野組が担当しました。オープンに際しては、徳島県知事の飯泉嘉門や人気の声優、能登麻美子がゲスト参加し、話題を呼びました。オープン直後には、文化庁が推進したプロジェクト「アニメミライ」の作品が先行上映され、地域の文化振興に貢献する姿勢が見受けられました。

ufotable CINEMAは、アニメ制作会社であるufotableが運営しているため、アニメ映画に特化していますが、その他の映画作品も上映されています。それまで当市には映画館が存在せず、2003年から6年間にわたって上映施設が閉館され続けたため、週に一度映画を鑑賞する新たな場所を求める地域住民の期待も高まりました。

そして2017年4月27日、徳島市に新たにイオンシネマ徳島がオープンするまで、ufotable CINEMAは市内唯一の映画館としての役割を担っていました。特に、アニメファンに向けてのプログラムや、地域イベントに合わせた映画上映も行い、コミュニティとしての機能を発揮しています。

館内の概要

映画館の施設は、以下のように分かれています：

• - B1: アニメイト徳島店があり、アニメ関連のグッズや書籍を提供しています。
• - 1F: フロントデスクやフードコーナー、グッズコーナー、カフェスペースが設けられ、映画を見ながらリラックスできる空間が広がっています。
• - 2F: シアター1とシアター2があり、アニメや特別上映の作品を楽しむことができます。
• - 3F: NPO法人マチ★アソビの事務所があり、地域文化の発展に関与しています。この階は、映画館のイベントが行われる際には、イベントスペースとしても利用されます。

アクセス

映画館へのアクセスは、JR四国の高徳線や牟岐線を利用することができ、徳島駅から徒歩約5分と非常に便利です。また、徳島市営バスの「新町」バス停からも徒歩圏内で、アクセスの良さが特徴です。アニメファンだけでなく、地域住民や観光客にも愛される場所として、地域文化の発信に寄与していることが大いに評価されています。

関連項目

他に、日本のアニメ専門映画館にあたる例として、秋葉原にあった「秋葉原オリエンタルコミックシアター」が挙げられます。これは2004年に開館し、世界初のアニメ専門ミニシアターとして記憶されています。

このように、ufotable CINEMAはただの映画館にとどまらず、アニメ文化の振興や地域活性化に寄与する重要な施設です。地域ぐるみで愛され続けるこの映画館で、アニメの魅力を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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